防具や道具を一式揃えよう
剣道の防具や道具の選び方
購入の流れ
- 最初に近所に防具屋さんがあるかどうかを確認して、防具屋さんに、剣道に入門するための防具や道具類をどう揃えていけばいいかをよく相談します。
- インターネットのサイトで、防具購入の専門サイトや、全国の防具店のオンラインショップを良く調べて、近所の防具屋さんと、ネットの通信販売がどちらが安く済むかを確かめていきます。
- 近所の防具屋さんとオンラインショップをよく比較して、より安くて信頼できる物を選んで購入します。
防具や道具を揃える時の注意点
中古品か新品か
- 中古品は以前に使用していた人の癖がついていたり、サイズが合わなかったりする可能性が高いです。購入するとしたら、ほとんど新品に近いものでサイズが合っているものを選ぶようにします。
- 安い量産品は、使い勝手や性能に配慮されていないものが多いので、最低でも3万円以上する防具セットを選んだほうが無難です。
剣道をする目的で選ぶ
- 剣道に興味を持ち、とにかくやってみたい、礼儀作法を身に付けたい、健康維持の目的で始めたい、予算をあまりかけたく無い人は、3万円台から売られている入門者用の防具セットがお勧めです。(東山堂 「令心」、 「源天」 日本剣道具製作所 「壱」)
- 剣道で心や体をしっかり鍛えたい、試合にも沢山参加して本格的に活動したい人やある程度予算をかけられる人は最初から性能がしっかりしたものを選んだほうが良いです。
「ミツボシ 豪」
日本剣道具製作所 「緑無限」 「銀無限」
「西都」
東山堂「翔」)
「ミツボシ 豪」
日本剣道具製作所 「緑無限」 「銀無限」
「西都」
東山堂「翔」)
着心地がいいものを選ぶ
- 面の内輪や顎下の材質にこだわるようにします。さらさらとしていて渇き易く柔らかい物を選ぶようにします。
- 小手は筒の内側や手の内の皮の材質で着用感が変わります。
- 剣道着の内部はウォッシュ加工してあったり、ジャージ製のものなどが快適に使用できてお勧めです。
- 防具を試着してみて、竹刀を振ってみて動作に支障が無いかを確認します。面垂れが十分柔らかいかどうか、小手が柔らかくて手首が返せるかどうか、垂れが体にフィットしているかどうかを確かめます。
防具や道具それぞれの選び方
- 面布団の相手の竹刀が当たる部位が十分に厚みが有るかを確認します。
- 面垂が長すぎず、短すぎず適度な長さの物を選ぶようにする。竹刀を振ってみて、腕の動きの妨げにならないかを確認します。
- 面を装着してみて、内輪が顔にフィットするかどうかを確認します。
- 面紐を結んで面に頭がしっかり収まっているかを確認します。
- 内輪や顎当ての良しあしで、稽古が快適にできるかどうかが変わります。内輪の材質はさらさら感が有って、柔らかい物がお勧めです。
- 装着したときに手の内に大きな楕円ができるかを確認する。大きな楕円があると竹刀を握ったときに無理のない操作ができるようになります。
- 小手の内側にゆとりがあるかを確認する。小手の手首から頭にかけて十分な角度が有り小手の内側にゆとりがあると、スムーズな竹刀裁きが可能になります。
- 相手の竹刀が当たる部位に十分な厚みが有ることを確認します。
- 胴台の大きさが適切かどうかを確認します。横から見て、体が内部に収まって、外にはみ出さないかを確認します。後ろから見て、幅が窮屈になっていないか、体と胴の間に適度な空きが有るかを確認します。
- 胴胸の大きさを確認します。面の突き垂れと胴胸が重ならない状態になっているかを確認します。
- 竹刀を振り上げてみて、腕が胴胸の端に掛からないかどうかを確認します。
- 胴を横から見て、胴台から胴胸までを緩やかにカーブしていることを確認します。
- 胴台の塗りや材質、胴胸の縫い方を選択します。胴は、剣道家の趣味が一番反映されやすい部分で、こだわりがある人は、ここを一番重視したほうが良いと考えられます。
- 竹胴が一番高価ですが、一番安いヤマト胴でも、しっかり管理すれば長持ちするので、高い物にこだわる必要はありません。
- 垂れのサイズが適切かどうかを確認します。大垂れが腰骨の少し後ろ辺りに来ることを確認します。腕をまっすぐ下に降ろしたときに、少し後ろにきます。
- 芯材がしっかりしたものを選びます。
- 帯が柔らかく、締めやすい物を選びます。帯の幅は大きすぎず、狭すぎず適切であることを確認します
- 綿素材の胴着で試合と稽古両方で使用できるものを選びます。内部が加工されているものが着心地が良くお勧めです。
- 稽古用にジャージ製胴着など練習用に主に使用する、使用感や洗濯しやすさに優れたものをもう一枚入手します。
プラスチック製のものと革鍔がありますが、プラスチック製のものが安くてお勧めです。革鍔は見栄えが良く、上級者で所有している人は多いですが、必ずしも購入する必要はありません。
一般に売られているゴム製のものでも使えますが、「不動」という商品は、鍔がずれることが無くなり、お勧めです。
初心者は安くてしっかりしたものを入手します。リュックタイプや3wayタイプ、キャリータイプのものなどが有りますが、初心者は一番安くて定番の物を入手することをお勧めします。
竹刀袋の種類は、ナイロン製、革製、帆布製が有りますが、防水機能があるナイロン製がお勧めです。竹刀が2~3本入るサイズの物が使いやすいと考えられます。
名前が大きくはっきり縫ってある物を入手します。
その他に必要な道具類
紅白たすき、面タオル、乳革、面紐・胴紐のスペア、アイガード・フェイスシールド、竹刀削り・油が必要になります。アイガードは剣道の稽古中に竹刀のささくれから身を衛る為に必要なアイテムです。